こんにちは!フランス語を初めて学ぶみなさん、「私が行くんだよ」とか「昨日会ったのは彼なんだ」みたいに特定の部分を強調したいとき、フランス語では「強調構文」が便利です。英語の It’s me who goes に似ていますが、フランス語ならではの形と使い方があります。今日は、強調構文の用法を体系的に説明し、英語との違いも見ながらわかりやすく紹介します。日常的な例文と練習問題で、初心者でも自然に使えるようになるよう一緒に学んでいきましょう!
強調構文とは?基本の形
フランス語の強調構文は、ある文の一部(主語、目的語、場所など)を目立たせるために使われます。基本形は c’est … qui/que で、「それが〜だ」というニュアンスを持ちます。
- 形: C’est + 強調したい部分 + qui(主語の場合)または que(目的語などの場合)+ 残りの文
- ポイント: 英語は It’s … that や語順の変化で強調するけど、フランス語は c’est と関係代名詞で明確に!
1. 主語の強調:C’est … qui
主語を強調するときは c’est に続けて qui を使います。主語が「〜する人/物」だと目立たせます。
- 用法: 主語+動詞のセットを強調
- 特徴: 人にも物にも使える
例文
- French: C’est moi qui vais au marché.
(市場に行くのは私だよ。) - English: It’s me who’s going to the market.
- French: C’est le chien qui aboie la nuit.
(夜に吠えるのはその犬だよ。) - English: It’s the dog that barks at night.
- French: C’est nous qui avons gagné.
(勝ったのは私たちだよ。) - English: It’s us who won.
ポイント: Qui は主語を強調し、後ろに動詞が続く。英語の It’s … that と似てるけど、フランス語は c’est が必須!
2. 目的語の強調:C’est … que
目的語や補語を強調するときは c’est に続けて que を使います。「〜を」「〜だ」と目立たせます。
- 用法: 動詞の目的語や補語を強調
- 特徴: 主語以外を強調する場合
例文
- French: C’est ce livre que j’ai lu.
(私が読んだのはこの本だよ。) - English: It’s this book that I read.
- French: C’est toi que j’aime.
(私が好きなのは君だよ。) - English: It’s you that I love.
- French: C’est le français que j’étudie.
(私が勉強してるのはフランス語だよ。) - English: It’s French that I’m studying.
ポイント: Que は目的語や補語を強調し、後ろに主語+動詞が来る。英語では that を省略できるけど、フランス語では省略不可!
3. 時間や場所の強調:C’est … que
時間や場所などの状況を強調する場合も que を使います。文全体のニュアンスを際立たせます。
- 用法: 状況や条件を強調
- 特徴: 前置詞句にも対応
例文
- French: C’est hier que j’ai vu Marie.
(マリーに会ったのは昨日だよ。) - English: It’s yesterday that I saw Marie.
- French: C’est au parc que nous jouons.
(私たちが遊ぶのは公園だよ。) - English: It’s at the park that we play.
- French: C’est avec toi que je veux parler.
(話したいのは君とだよ。) - English: It’s with you that I want to talk.
ポイント: 時間や場所は前置詞(à, avec など)と一緒に強調。英語では語順で強調することもあるけど、フランス語は c’est … que で統一!
4. 過去や未来での強調:時制の調整
過去や未来を強調する場合、c’est を c’était(過去)や ce sera(未来)に変えます。
- 過去: C’était moi qui avais raison.(正しかったのは私だったよ。)
- It was me who was right.
- 未来: Ce sera toi qui décideras.(決めるのは君になるよ。)
- It will be you who decides.
ポイント: 時制が変わっても qui/que の使い方は同じ。英語も was/will be で調整するので似てる!
英語との大きな違い
- 構文の明確さ: 英語は It’s … that が省略可能(I love you → You I love)、フランス語は c’est … qui/que が必須。
- 語順: 英語は語順変更で強調可(Yesterday I saw her)、フランス語は語順を変えず c’est で対応。
- 時制: 英語は動詞の時制で調整、フランス語は c’est/c’était/ce sera で主文を調整。
- ニュアンス: 英語は自然に強調、フランス語は c’est でフォーマル感や強調感が強まる。
日常で使える例文集
強調構文をさらに身近に感じるために、いろんなシーンで例文を!
- C’est ma sœur qui cuisine ce soir.(今夜料理するのは私の姉だよ。)
- It’s my sister who’s cooking tonight.
- C’est ce film que nous avons vu hier.(昨日見たのはこの映画だよ。)
- It’s this movie that we saw yesterday.
- C’est au marché que j’achète mes fruits.(果物を買うのは市場だよ。)
- English: It’s at the market that I buy my fruit.
- C’était toi qui avais perdu les clés.(鍵をなくしたのは君だったよ。)
- It was you who had lost the keys.
- C’est avec mes amis que je vais au cinéma.(映画に行くのは友達とだよ。)
- It’s with my friends that I’m going to the cinema.
- Ce sera nous qui choisirons le restaurant.(レストランを選ぶのは私たちになるよ。)
- It will be us who choose the restaurant.
練習問題に挑戦!
次の文をフランス語の強調構文で作ってみてください。英語をヒントに、qui か que、時制に注意!答えは下にあります。
- 「学校に行くのは私だよ。」 / It’s me who’s going to school.
- 「私が好きなのはこの本だよ。」 / It’s this book that I like.
- 「昨日働いたのは彼だったよ。」 / It was him who worked yesterday.
- 「私たちが遊ぶのは公園だよ。」 / It’s at the park that we play.
- 「君が会ったのは私の友達だよ。」 / It’s my friend that you met.
答え:
- C’est moi qui vais à l’école.
- C’est ce livre que j’aime.
- C’était lui qui avait travaillé hier.
- C’est au parc que nous jouons.
- C’est mon ami que tu as rencontré.
最後に
強調構文は C’est moi qui vais(行くのは私)とか C’est ce livre que j’aime(好きなのはこの本)とか言えたら、言いたいことがはっきり目立ちます。英語の It’s … that と似てるけど、c’est と qui/que の組み合わせがポイント。ぜひ声に出して練習して、日常で使ってみてください。これからも一緒に楽しくフランス語を学んでいきましょう!
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